前回に続き「阿吽顔足」。
乾燥後に素焼(730℃)が終わっている作品に色を施してゆく。
今回作業する作品は「信楽赤5号」と「黒泥」。
先ずはパーツ毎にイメージする色を入れてゆく。
これらは黒泥で右端は前回本焼が終わった作品。
この完成した黒泥色に似合う色をイメージしながら色を入れてゆく。
一通り色を入れたら軽く同系色のグラデーションを入れる。
光が当たる部分を明るくすることで彫刻の奥行きを更に強調するのだ。
その後、全体的に影色を入れ彫刻の輪郭を強調する。
その後、一番光が当たる彫刻の手前部分に其々の明るい色を入れ完成。
この後はバングルの中心部分には釉薬を入れるので、それは別に作業する。
バングルの中心部分に釉薬が入った。
バングルの中心に釉薬が入った状態。
この赤土はかなり濃い赤なので渋く決めたい作品。
バングル部分だけに色と釉薬を入れてみた。
そして他の陶土にも同様の作業を施したら1230℃で本焼して完成。