試作①完成

 試作①が完成した。


先ずは課題はあるが無事焼成が終わったことに感謝。

ヒビは無いが歪みがある。

この試作で使用してる陶土は収縮率が高めで歪みやすい傾向にある。

それに伴ってヒビも入りやすい。

つまりデザインが物理的に可能であるかどうかのテストに問題点が発生しやすいので、この陶土で問題が発生しなければ本番の陶土(収縮率が低くキメ細かい)では上手くいく確率が上がるというわけだ。

モッコリした足も内部を空洞にすることでヒビも入っていない。

この画像左側は釉薬と色付が終わった状態と、右は本焼後の状態。

これだけ色の変化が起きる事を想定して色付するのだ。

色と釉薬は良く発色しているので成功と言えるだろう。

全体的な色使いのバランスも良いと言える。

さてこの試作①の課題。

①歪み→デザインに捉われず補強すべき箇所を修正する。

②大きな問題ではないがデザインの位置を多少づらして変更する必要がある。

この作品は依頼者が気に入れば本番では同じ色で制作することになるが、そうでなければお蔵入りになるだろう。


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