本番作品⑤素焼

素焼が終わった。


 

さて

早速ベースカラーを入れておく。


「ヴェルベットブラック」

通常の黒より粉っぽい。

10年ぐらい前の作品で単色の場合には「二酸化マンガン」を使っていたが、近年の複雑な色使いにより高額な釉薬絵具を使わざるをえなくなった。

さて

この作業は全体的に塗布し乾いてから余計な部分を拭き取る。

仕上の段階でボディのベースを磨いた所は拭き取れるが磨いた部分は染み込んでゆく。

これと同じ作業を最終的に様々な色を塗布した後でも行う。

模型やプラモデル等で行う

「ウェザリング」

という手法に近い。

しかし陶芸ですから1230℃の焼成の後を見据えて。

思うようにはいかないのだ。

そんなところが好き。


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